この記念号で、筆者は自身とセンターを中心とする都市防災研究の過去、現在、将来について書くことを志した。だが、それらをまとめることは筆者の手に余った。また、過去については本誌38号でそれをかなり紹介したつもりである。そこで、この小文では自分史を中心に、また筆者が現在考えていること、ならびに現在進めている研究、計画している研究を紹介することにした。筆者が地域(都市)地震防災を手がけて、もはや本年で29年になる。その手始めは1964年新潟地震の調査や、河角学説に基づく東京都防災会議・地震部会の設置などに伴う防災行政調査・研究の開始とそれへの参加等であり、そのような環境下でのエリアの地震防災に向けて今日まで、その途を歩んできた。地震防災学は基本的に経験の学問である。それ故筆者は災害現場で可能な限り将来の災害対策への教訓を学んできた。そのとき、行政の防災調査・研究は筆者にとって常に大きなバネとなってきた。被害想定や地域危険度測定で筆者が手がけた事項で実証的・科学的でない課題への答を災害現場に求め、それを理論的にも検証することをモットーとしてきた。かくして建築の耐震工学から、やっと最近地震工学さらには地域(都市)地震防災学へと途を広げてきた。それは、古い・やや古い地震を追跡すること、それを近代地震学の手法でフォローすることなどで大きな成果を挙げてきたと自負している。そのようなプロセスを経て、災害時の人間行動や死傷に至るプロセスの調査研究、また海外調査研究を開始するとともに災害社会学とも呼ばれる分野へもアプローチするに至った。現在は、企業の防災力を如何にしたら高められるかに重大な関心を持っている。それには多分「防災経済学」なる分野での研究の展開が必要不可欠である。東京を守るために。それこそ...
application/pdf6世紀末から10世紀にかけて,東北北部から北海道央ではいわゆる末期古墳が造られていた。90年近い末期古墳の研究史の中で,近年特に注目されている三つのテーマについて再検討を...
初年次教育としての様々な教育活動は接合し得るのかということを、環境倫理学と情報倫理学の観点から検討することが、本稿の目的である。環境倫理学と情報倫理学に共通する傾向の一つは、普遍主義と多元主義の対立、...
application/pdf江戸の商人研究は、史料的な制約と流通史研究の関心から、長らく上方に本拠をおく他国住商人の江戸店、とくに呉服など限られた職種の問屋の分析に限られてきた。近年、江戸住商人をと...
和文:原発事故被災からの回復は、元に戻ることではなく日常性を取り戻すことである。被災者は、本人が主体となって、安全の確立、想起と服喪追悼の段階を経て、通常生活との再結合に至る過程をたどる。また被災地は...
科学技術振興機構の「コミュニティのスマート化がもたらすELSIと四次元共創モデルの実践的検討」プロジェクトは、スマート化がELSIにもたらす影響を評価し、それに対する処方箋を提示することを目的としてい...
昭和23年福井地震(M=7.3)は我園地震史上,画期的な出来事であった。すなわち,この地震を境として我国の地震災害の態様が,それ以前と以後では全く変貌してしまった感がある。しかし,この時に設けられた我...
自然災害には、外的要因として自然現象の特徴と規模また内的要因としての全国各地域の自然環境と社会・経済構造などの地域特性が大きく関連すると思われる。そして自然災害には、明らかに地域特性が見られ、災害を都...
鎌倉市では,頻発する自然災害の対策としてグリーンインフラ(GI)に注目が集まっており,河川を単位とした緑地の把握が進められている1)。近年では豪雨の回数も増加傾向にあり,甚大な被害が発生することを想定...
東日本大震災を受けて,災害時に人々が避難施設まで円滑な避難行動を行うことの重要性が再確認された.1日の乗降者数が300万人を超える新宿駅などの密集地からの避難においては,各密集地からの避難により新たに...
本研究では,光学的異方性を有する薄膜試料の顕微分析を可能とするナノプローブの開発を行い,これを用いて10-3 ~ 10-1 の範囲で複屈折を測定することに成功した. 開発したプローブでは集束表面プラズ...
医療法に基づけば、全ての都道府県は保健医療計画を策定することを義務づけられている。義務的な記載内容は、二次医療圏ごとの病床数であり、任意的記載事項は、地域における総合的な健康づくりに関する内容である。...
1950年代後半、ザンベジ川の中流域にカリバダムが建設されたことによって巨大な人造湖(カリバ湖)が形成され、5万人以上のトンガの人々の居住地が失われてしまった。湖畔の平地へと追いやられた彼らは、逆境を...
ジョン・R・フレンリー博士をむかえてイタリア滞在研究・生活ノート / 塚原潤三(理学部生物学教室)南太平洋海域研究センター研究会発表要旨〔第57回 1993年9月27日〕河川の干潟に生息するゴカイ類の...
生物多様性に関わる様々な課題は、今や生物学者だけのものではなく、人類全てに関連しうる社会的な課題となった。防災・減災、社会経済資本、資源の持続的利用といった、人間生活により身近な社会問題についても、生...
医薬品をはじめとする多くの生物活性化合物は光学活性物質であり, その鏡像異性体は薬と毒のような,互いに異なる生体内作用を示すことが多い。そのため,有効な一方の鏡像異性体を高立体選択的に合成するための不...
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