語学留学は目標言語の習得に有効な方法の1つとして奨励されているが、実際その国に滞在し、そこで言語や文化に浸ることのできる学習者は一部に限られている。このような現実を踏まえ、教師は教室での学習(理論)と実際場面(実践)での言語使用の隔たりを埋めるべく創意工夫を今まで数々行なってきた。その例として、学習者の在住する地域社会の中に見出せる日本語学習リソースの利用、また近年注目を浴びているテクノロジーを利用したリソースなどがある。その中でも特に地域社会の母語話者利用の実践が数々報告されているが、コースの一環として母語話者とインターアクションした場合、どのような学習効果があるか研究された例は今のところ数少ない。 本稿では、過去3年間オーストラリアのグリフィス大学で行なった地域社会の母語話者を利用した体験学習プロジェクトの結果を紹介する。本プロジェクトで、中級の日本語学習者は母語話者とペアを組み、教室外で最低10時間の日本語でのインターアクションを1学期間続けた。プロジェクト終了直後、学習者全員及び母語話者にアンケート調査を行ない、プロジェクトの有効性を確認することができた。大多数の学習者及び母語話者はプロジェクトが非常に楽しく又、これを行なったことにより学習者の聴解力、会話力の向上、社会文化の理解を深めるのに有効であったことを評価した。また、本稿では参考にプロジェクトで使用した教材、プロジェクトを実行するにあたり留意するべき点も記述した。Study abroad is often promoted as one of the best ways to acquire the target language outside the classroom. However, only a s...
JETプログラムは世界でもっとも大きな交流プログラムの1つである。大いに異なる3つの省により運営されており、その目標は日本人の英語運用能力の単なる改善を超えるものである。そこでJET参加者の大部分は...
第二言語・外国語教室は、学習者に目的言語によるインプットを提供する貴重な環境だと考えられる。一方、日本の英語教育環境は必ずしも恵まれておらず、学習者は大人数の教室で教師主体の授業を受けていることも多...
本稿は以下の二つを目的とする。(1)日本語における非意図的な出来事を他動詞で表しうる表現[例: 太郎がお腹を壊した、人ごみの中で財布を落とした等]の包括的な記述を行なうこと、(2)典型的な「なる」言語...
本稿は、オーストリアの中等教育の枠内における日本語教育について述べたものである。 指導はコード能力、目的文化にたいする知識、態度の用法の三点において伝達能力を養うことを目的とした一般 カリキュラムのガ...
男女の言葉遣いの差を表すものの最も顕著なものとして終助詞があげられる。最近では、これまで女性専用とされてきた「のよ」「わよ」等の表現が使われなくなってきており、特に若い女性の間では従来「男ことば」とさ...
外国人児童・生徒の健やかな成長を願い教育現場の活性化を考える場合、第二言語としての日本語教育(Japanese as a Second Language = JSL)と並行して、彼ら子弟の持つ多様や文...
本研究は,日本人大学生の英語学習に対する内的動機づけを調査したものである。その中には,学習者の情意的側面である英語学習への有用感や楽しさなどを含んでいる。内的動機づけは学習者が英語学習に興味を持ち,英...
テクノロジーを巡る我々の状況はここ10年で大きな変貌を遂げた。特にインターネットの出現により、我々の生活・教育はパラダイムシフトといってもよいほどの変化を見るに到った。現在、アメリカの公立学校の87%...
本研究は,日本人大学生の英語学習に対する内的動機づけを調査したものである。その中には,学習者の情意的側面である英語学習への有用感や楽しさなどを含んでいる。内的動機づけは学習者が英語学習に興味を持ち,英...
本稿は、インストラクション・デザインの分野の理論を使って、日本語教育への応用を試みたものである。アメリカ合衆国で実践された教案の成果を踏まえ、その理論 に基づいた文法の提出順序を紹介する。従来の文型積...
英語と同語系に属する外国語の教授法が成功しているからといって、同じ教授法が果たして日本語教育にも適用できるのだろうか。 本稿では、日本語教師が抱えるそういう疑問の背景を考えながら、外国語としての日本語...
本研究は、15名の香港人大学生が9週間の滞日語学/企業研修を通 して習得した、接触場面におけるインターアクション能力について調査した報告である。被験者の研修参加以前の日本語学習時間は460時間で、全員...
オーストラリアで最多の日本語学習者を要するクイーンズランド州では、小学校での日本語学習者の数は現在27,000人と推定されている。この数は、外国語(LOTE:Languages Other Than ...
本研究では,学習管理システムとビデオ会議システムを用いて,1年次の一般教養科目「ライティング」をプロセス・アプローチで学習しました。研究の中心となったのは,学習管理システムのブログツールに掲載される通...
この論文は日本語を第二言語としている学習者が、日本の小学校で教育実習をしている時、どのような機会、状況で日本語を利用していたのか明らかにしている。ノートン・ピース(1995)は、第二言語学習理論に基づ...
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