本研究は不妊治療の結果、5胎児を妊娠し、出産に至った母親に焦点を当てて分析したものである。特に妊娠初期から分娩に至るまでの限られた期間内で、対象が最も緊張を抱き、困難に陥いった危機場面や自己決定を求められる5場面での状況を、STAYによる不安得点の検索や、花沢の母性意識質問紙、さらにその同一場面での担当助産師との対話の再構成分析をとおして「母性意識の確認・発達・強化」の状況を明らかにしたいと試みたものである。これらの分析の結果、STAYによる特性不安得点はほぼ安定していたが状態不安得点は5場面でそれぞれ変動がみられた。しかし、対象の言動は出産への意欲や、児の生命を気遣う内容が多く見られ、全体を通して危機と考える場面を経験し乗り越える毎に、母性意識の発達・強化が認められ、その背景にはケアをとおしての助産師との相互作用が存在していた。我が子を産み育てることを希望し、妊娠に至り、出産の時期を迎える間に母親が感じる期待や不安は日常の生活においても様々に存在し、そのたびに一喜一憂する毎日を過ごしながら母性意識は涵養されると推測されるが、未知の経過をたどる不安は専門職である助産師の支援が介入することによってより安楽に過ごすことができ、そのことが母性意識の発達・強化の一助となると推測された。11KJ00004288403departmental bulletin pape
本稿は、大学生のスポーツ実践と、ジェンダー観との関係に焦点を当てている。最終的な目標は、スポーツ実践と人々のパーソナリティ間の関係を明らかにすることによって、「体育会系運動部貞=○○である」という神話...
publisher[要約] 内観法の創始者・吉本伊信が、内観体験のすばらしさを世界中の人々に紹介したいと、私財を投げ打って内観普及に励んで、半世紀以上となる。本年は、奈良県で開催された日本内観学会に、...
母親を主とする、乳幼児期からの養育環境が、その後の子どもの心身の発達に大きな影響を与えるということが指摘され、注目されている。そこで、原田、服部らは、現代の乳幼児期からの母親を中主とする養育環境や、子...
本研究は、家庭生活と職業生活の両立プロセスおよび夫婦を中心とする家族関係における要因と、親自身の心理的健康との関連を検討し、さらに子どもの心理的健康への影響を解明することで、現実の育児支援や仕事と子育...
琉球大学教育学部附属障害児教育実践センターにおいて発達障害児を対象とする支援としてトータル支援活動を行っている。支援は集団支援と個別支援に大きく分けられているが、ここでは集団支援の実践の成果を報告した...
本稿では主として大学における社会福祉教育とそのもとでの社会福祉専門職教育とともにその中核をなすソーシャルワーク教育の相互関係を福祉臨床論の視点から取り上げる。とくにわが国の大学教育としての社会福祉教育...
本稿は、1980年代以降の日本のフェミニズムをめぐる議論を踏まえ、男女関係をめぐる諸視点について整理し、特に近時の日本のジェンダー統計研究における男女関係観について論評するものである。「マルクス主義フ...
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科学研究費補助金研究成果報告書研究種目: 若手研究(B)研究期間: 2006~2008課題番号: 18791664研究代表者: 坪田 明子(滋賀医科大学・医学部・非常勤講師)本研究は、第2子妊娠期から...
最近の医療技術の進歩は、生命の誕生を「神の授かりもの」とされる神秘の世界から人間が操作できるものへと一挙に変化させ、今やクローン人間出生のニュースまで世界を飛びかうようになった。そのような中で近い将来...
韓国において養子縁組は、保護を要する子どものための「家庭的養護」としてこれまで重要な役割を果たしてきた。未婚母の子どもが養子になる場合、未婚母と子どもの親子関係は非常に早い段階で断ち切られ、新たな親子...
カントは30年以上にわたる哲学的思索の末に,批判哲学を樹立するに至ったが,この批判哲学へと向かう思索の歩みの途上において決定的な役割を果たしたものは,カントの空間論(の変遷)であったと思われる。カント...
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発達障害児は、幼い時期から集団適応に問題を示すことが多い。仲間からの受容の低さや否定 は、子ども時代の問題に限らず、子どもたちのその後の適応困難、学校や社会からのドロップア ウト、孤独感などに結びつい...
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