若年認知症は老年期の認知症とは異なった特徴を持つが,社会的認知は低く利用可能なサービスが少ないのと同時に,患者は現状のサービス適応が困難である.そのため家族の介護負担は大きく,患者を取り巻く問題は複雑になる.このような中で,我々は,若年認知症支援の会「愛都の会」を発足させ,月に1回の頻度で,ミニ講演会と家族の交流会を開催し,並行してデイサービスを実施して,若年認知症患者の社会参加活動の支援を行っている.サポーターとしてボランティアで参加している作業療法士は,主にデイサービスでの援助を行っている.疾患や病期によって症状や行動が異なる若年認知症患者に対して,個々の状態を評価し,個別に適した活動や対応を選択するためにも,作業療法士が関わる意義は大きい.Early-onset dementia has characteristics that are different to those of late-onset dementia; for such patients, there are few services available at present to help adaptation. Therefore, the care burden falling on the patients family is big, and the problems surrounding the patient become complicated. We started a series of once a month meetings where we help early-onset dementia patients and families by holding a mini-...