The ethnic realization and movement of Tsuneto Kyo in the postwar period : a focus for the period from defeat of war to argument about peace treaty

「戦後民主主義」の旗手としても著名な法哲学者・恒藤恭の戦後における民族認識を、主に彼が懐く人類的理念との関係をめぐって追跡した。とりわけ、戦中における民族認識の発展をふまえ、それが戦後の具体的社会情勢や世界情勢との対峙のなかで新たに実践的に展開する様とその独自性を、国際連合への高い評価や講和論争期における永世中立国家論の提唱、およびナショナル・アイデンティティの問題等を中心として具体的に解明した。論説(Article