The style of a teaching plan and the improvement of guidance in kindergarten education

幼稚園教育では、年・期・月などの長期的な見通しをもった長期の指導計画と、週・日などの短期の指導計画を作成して保育をすすめるが、その様式は各園で工夫するとされている。その中で計画的な保育に加え、主体的な幼児の姿を保障して保育に取り入れるために、「指導内容」を明確に週の指導計画に記し、生活を整理していく必要があると考えた。本稿では、「幼児の生活」と「指導内容」が明確化する形での実際の指導計画の様式の見直しを行い、幼児の育ちを支える指導の改善について検討した。研究1では、指導計画とそれに 基づく実践事例を挙げ、計画と実際の保育のずれを明らかにした。研究2では、実際の週の指導計画を資料として、問題点と改善点をあげて新しい様式の検討を重ね、「指導内容」が明確化する様式を構成した