シオジ,サワグルミ,カツラが林冠を構成する奥秩父大山沢渓畔林の埋土種子の種構成を発芽試験法により調べた。本渓畔林の表層土壌(深さ5cm)からは,現存植生にあるヤマアジサイ,フサザクラやミズメなどの他に,現存植生にはないフジウツギの実生が多く発芽した。本渓畔林の埋土種子組成の特徴として,優占種のシオジがほとんど含まれなかったこと,エビガライチゴやサルナシのような動物被食散布種子が少ないこと,現存植生との共通種が多いことがあげられた。渓畔林では出水を伴う撹乱によって,古い埋土種子集団が流亡するため,動物被食散布種子が蓄積されにくく,その代わりに現存植生に由来する風散布種子や重力散布種子が多いものと考えられる。We examined the species composition of soil seed banks (to 5 cm depth), using germination tests, for the Ooyamazawa riparian forest in the Chichibu Mountains. The canopy of this forest is dominated by Fraxinus platypoda. The dominant species in the soil seed bank were Hydrangea macrophylla var. acuminata, Euptelea polyandra and Betula grossa, which existed in the above-ground vegetation, and Buddleja japonica, which was not present in the a...
都市域の人工林の再生過程を把握するため, 植栽後33年が経過した落葉広葉樹林, 常緑針葉樹林および針広混交林に区分される植栽地で, 同地に定着した在来草本・木本の分布と林分タイプとの関係を検討した。年...
The phytosociological study on vegetation was done in northwestern Kitakyushu City and its vicinitie...
天塩研究林は2001年から(独)国立環境研究所、ならびに(株)北海道電力と共同で「カラマツ林の炭素循環機能に関する観測研究」を行っている。このプロジェクト研究の目的は、カラマツ若齢林の育林過程における...
1.イヌブナ(Fagus japonica MAXIM)実生の更新実態を明らかにする目的で,秩父山地のイヌブナ天然林2ケ所に設けた調査区(Fj-1,Fj-2)において,1988年から3年間にわたって堅...
本研究では,九州大学農学部附属宮崎演習林内の,シカによる下層植生の食害がある流域における土壌の理化学性と渓流水質について現状を報告する.シカによる下層植生の食害のあるB流域と,シカ害が有り将来的にシカ...
霧島モミ・ツガ林において, アカマツ, モミ, ツガの種子生産量と稚樹密度の年変動を調べた。1990年から1996年まで落下種子数を16個のシードトラップにより測定した。また稚樹密度を1989,199...
亜高山性針葉樹の分布様式に関しては,特にオオシラビソを主体とした東北地方の山岳を中心に地史的観点から,その成因および成立過程について研究が行われてきた。このことから,オオシラビソ以外の亜高山性樹種の多...
1,神奈川県,丹沢,大山,箱根,湯河原及び静岡県,伊豆半島天城山にみられるモミ自然林の植物社会学的研究を行った.2.植物社会学的研究の結果,調査対象地のモミ林はモミ-シキミ群集に位置づけることができ,...
九州大学北海道演習林における天然生落葉広葉樹林について,種組成に基づいた群落分類がなされた.代償植生としての植生タイプはシラカンバ―ミズナラ群落,自然植生としてのサワシバ―ミズナラ群集,アサダ―ミズナ...
九州大学農学部附属演習林福岡演習林(以下, 福岡演習林)では1922年に現在の福岡県糟屋郡篠栗町および久山町に設置されてから現在まで森林の管理を継続的に行ってきた。しかし, 福岡演習林内の植物相につい...
辽东栎是我国暖温带落叶阔叶林地带的优势乔木树种之一。通过26年的定位监测,对子午岭辽东栎林种子质量消减、种子萌发与环境条件、实生苗时空分布动态以及对其森林更新的影响等方面进行了初步探讨。结果表明:辽东...
大阪府柏原市に位置する里山である高尾山(標高277.7m)の植物相の調査を行った。シダ植物5科7種,種子植物60科154種が採集された。植物相は非常に貧弱であり,保護上重要な植物種は確認されなかった。...
東京大学北海道演習林の針広混交林に設置された36.25haの大面積プロットにおける5年の間隔をおいた2回の胸高直径測定の結果から樹木の個体数と現存量の変動を解析した。個体数は針葉樹が増加し,広葉樹が減...
はじめに 第1章 序説 I 概説 1) 研究目的 2) 対象地域の概況 II 試験地 1) 概況 2) 庇蔭林試験地の林木構成 第2章 牧野および牧野林の産草量 I 牧野草の概況 II 草生量調査 1...
82年以前になんらかの攪乱があった後に成立したと推定される落葉広葉樹二次林の発達を階層構造,樹種構造,齢構成,直径成長等の面から解明した.この林分は階層構造的には明らかに高木層,亜高木層,低木層に区分...
都市域の人工林の再生過程を把握するため, 植栽後33年が経過した落葉広葉樹林, 常緑針葉樹林および針広混交林に区分される植栽地で, 同地に定着した在来草本・木本の分布と林分タイプとの関係を検討した。年...
The phytosociological study on vegetation was done in northwestern Kitakyushu City and its vicinitie...
天塩研究林は2001年から(独)国立環境研究所、ならびに(株)北海道電力と共同で「カラマツ林の炭素循環機能に関する観測研究」を行っている。このプロジェクト研究の目的は、カラマツ若齢林の育林過程における...
1.イヌブナ(Fagus japonica MAXIM)実生の更新実態を明らかにする目的で,秩父山地のイヌブナ天然林2ケ所に設けた調査区(Fj-1,Fj-2)において,1988年から3年間にわたって堅...
本研究では,九州大学農学部附属宮崎演習林内の,シカによる下層植生の食害がある流域における土壌の理化学性と渓流水質について現状を報告する.シカによる下層植生の食害のあるB流域と,シカ害が有り将来的にシカ...
霧島モミ・ツガ林において, アカマツ, モミ, ツガの種子生産量と稚樹密度の年変動を調べた。1990年から1996年まで落下種子数を16個のシードトラップにより測定した。また稚樹密度を1989,199...
亜高山性針葉樹の分布様式に関しては,特にオオシラビソを主体とした東北地方の山岳を中心に地史的観点から,その成因および成立過程について研究が行われてきた。このことから,オオシラビソ以外の亜高山性樹種の多...
1,神奈川県,丹沢,大山,箱根,湯河原及び静岡県,伊豆半島天城山にみられるモミ自然林の植物社会学的研究を行った.2.植物社会学的研究の結果,調査対象地のモミ林はモミ-シキミ群集に位置づけることができ,...
九州大学北海道演習林における天然生落葉広葉樹林について,種組成に基づいた群落分類がなされた.代償植生としての植生タイプはシラカンバ―ミズナラ群落,自然植生としてのサワシバ―ミズナラ群集,アサダ―ミズナ...
九州大学農学部附属演習林福岡演習林(以下, 福岡演習林)では1922年に現在の福岡県糟屋郡篠栗町および久山町に設置されてから現在まで森林の管理を継続的に行ってきた。しかし, 福岡演習林内の植物相につい...
辽东栎是我国暖温带落叶阔叶林地带的优势乔木树种之一。通过26年的定位监测,对子午岭辽东栎林种子质量消减、种子萌发与环境条件、实生苗时空分布动态以及对其森林更新的影响等方面进行了初步探讨。结果表明:辽东...
大阪府柏原市に位置する里山である高尾山(標高277.7m)の植物相の調査を行った。シダ植物5科7種,種子植物60科154種が採集された。植物相は非常に貧弱であり,保護上重要な植物種は確認されなかった。...
東京大学北海道演習林の針広混交林に設置された36.25haの大面積プロットにおける5年の間隔をおいた2回の胸高直径測定の結果から樹木の個体数と現存量の変動を解析した。個体数は針葉樹が増加し,広葉樹が減...
はじめに 第1章 序説 I 概説 1) 研究目的 2) 対象地域の概況 II 試験地 1) 概況 2) 庇蔭林試験地の林木構成 第2章 牧野および牧野林の産草量 I 牧野草の概況 II 草生量調査 1...
82年以前になんらかの攪乱があった後に成立したと推定される落葉広葉樹二次林の発達を階層構造,樹種構造,齢構成,直径成長等の面から解明した.この林分は階層構造的には明らかに高木層,亜高木層,低木層に区分...
都市域の人工林の再生過程を把握するため, 植栽後33年が経過した落葉広葉樹林, 常緑針葉樹林および針広混交林に区分される植栽地で, 同地に定着した在来草本・木本の分布と林分タイプとの関係を検討した。年...
The phytosociological study on vegetation was done in northwestern Kitakyushu City and its vicinitie...
天塩研究林は2001年から(独)国立環境研究所、ならびに(株)北海道電力と共同で「カラマツ林の炭素循環機能に関する観測研究」を行っている。このプロジェクト研究の目的は、カラマツ若齢林の育林過程における...