Add to ORKG2次元的に配列されたアンチドットを有する試料において，アハロノフ－ボーム(AB)効果を見いだした．これは電子がアンチドットの回りをサイクロトロン運動する事により形成される局在軌道の量子化によるAB効果である．振動の周期はh/ea^2にはぼ等しく，振幅は局在軌道に対応したピーク位置で最大となる．この振動はほぼ4.2Kで消失するが，この温度は局在軌道の量子化条件による離散準位間隔とほぼ対応する．従来のAB効果と異なり，6,000個の試料平均後でもなお観測可能である．特集 量子固体エレクトロニク
超高速デバイスヘの応用を目指した，電子波干渉・回折によるホットエレクトロンの伝搬制御の可能性について述べる．コヒーレンスの観点からは，非熱平衝状態の電子によっても条件を選ぶことで干渉を起こさせることが...
自動平衡形計重機は工業用計量装置の中でもっとも精度が高い，しかしながら計量時間が比較的長いという欠点がある．本報告は送錘駆動用操作機に電気パルスモータを用いた，いわゆるパルスサーボシステムによる計量装...
半導体微細加工技術の進歩に伴い，最近量子細線，量子ドット構造が広く注目を集めている．本報告では，有機金属気相選択成長法を用いたGaAs量子細線の作製技術について議論する．われわれが作製したGaAs量子...
流れ場の基礎方程式である Navier-Stokes 方程式を差分法によって解く場合、対流項に対する近似方法が解に大きな影響を及ぼすことが知られている。本報では各種対流項差分スキームの導出および打ち切...
近年，半導体徴細加工の進展に伴い，電子の波として位相情報を持ち干渉する性質や散乱されずに進むballisticな状態が観測可能となってきた．これらは，拡散で記述される従来の電子デバイスと異なり，新たな...
乱流構造の空間的対称性の破れと構造維持機構との関係を考察する．速度ベクトルと渦度ベクトルとの内積で定義されるヘリシティは対称性の破れを表すことができることから，3次元平均流をもつ乱流に共通した平均クロ...
浮遊式海洋構造物は，固定式あるいは埋立式のそれに比べて，建造，設置，移動，環境対応，地震対応に多くの利点を有する．これらの利点を生かして，海洋観測ステーション，海洋石油掘削，海上空港，原子力発電所，廃...
本解説では，｢機械システム(ロボット)は人間とインタラクティブに協調することにより人間の知的能力(思考，推論，判断，認識等)を十分に引き出し高度な作業を行う｣ということを前提に機械の知能化を考える．I...
デザイン研究科長特別研究費本研究は、ネット社会の進展の中でビジュアルデザインの脱・紙化（非印刷媒体化）、環境問題との兼ね合いの中でのパッケージの簡素化（省資源化）など、紙媒体のあり方についての検討も求...
型技術は工業を支えている基盤産業の一つであり我国の機械工業の将来を担っている．最近ではCAD/CAMやNC工作機械の普及に伴い金型製作工程の多くが機械化されている．この中にあって金型の最終仕上工程いわ...
光合成の初期過程を駆動する緑の色素クロロフィルは，同種分子間あるいは他分子との精妙な相互作用を介し構造タンパク質内部に納まった状態で固有の機能を果たす．とりわけ，光子エネルギーを電子エネルギーに切り換...
生物の特徴のひとつは，外界の環境変化を認識しこれに適応して生存しようとするところにある．生物は，大気中酸素濃度，気温，湿度，光といった環境からのストレスに適応する形で進化をとげてきた．二酸化炭素濃度の...
原料から最終製品もしくはそれに近い形状を直接製造する粉末冶金法の特長はその高い経済性にある．しかし，従来の粉末成形プレスは油圧あるいは機械駆動式であり，成形能力，特に金型位置や速度の制御性に限界がある...
近年，アトリウムと称されるガラスで覆われた巨大吹抜空間が数多く建築されるようになった．アトリウム空間の特徴として一般に，① 天丼が高い，② 日射が差し込む，③ 鉛直方向の温度分布が生じやすい，④ 空調...
流体力学における数値解析の方法として、伝統的に、また実際的に最も多く使われているのは、差分法である｡流体力学の基礎方程式である Navier-Stokes 方程式を差分法によって離散化したとき、解くべ...
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