Add to ORKG彈性體がその不連續面でお互に自由に辷り得るとし,全く摩擦の影響がないとした時,その附近ではどの様な彈性波が生ずるものであるかを先づ研究した.次に一つの表面層を有する半無限彈性體内を傅播する波が表面にあたつた時,表面にはどの様な波が起されるかを檢べた.(勿論表面層と半無限體との境では全く摩擦はなく自由に辷り得るものとした.
密度及び弾性常數の變り方が小さいとして彈性波の性質を調べて見た.波はその性質に従つて三種類に分類され,各々近似的に第2報で調べたと同様な形の方程式を満足する.三種類の波を假りにA型の横波,B型の横波,...
剛性が無い媒質に就いて計算を行つた.斯様な媒質中では唯一種類の彈性波のみが傳播することになリ運動方程式も簡單になるので比較的に嚴密な吟味を行ひ易い.従つて不均質性が彈性波に及ぼす影響の一つ一つを抽出し...
彈性波の實驗的研究には,定常波に關するものが多く,衝撃波に關するものしとては傳播速度を求めたものはあつても,その性質を調べたものは少ない.井上宇胤・木村隼の兩氏は,重量15kgの鐵の圓壔を70cmの高...
彈性體の不連續面で彈性波が反射屈折をなす理論は,はるかに以前Knottによつて考へられてから絶えず多くの人々の注意をひいて來たれども,何れの場合にもその不連續面が幾何學的に薄い面であるかといふ假定のも...
Propagation of waves through various kinds of intervenient boundaries is systematically investigated...
J.K.Mackernzieは、小さな穴のあいた弾性體の,體積弾性率及剛性率を,equivalent homogeneous continuum の考へを用ゐて,極めてたくみに導き出した.彼のとた方法...
この前の論文で示したところの局所的内力を附加へたり,取除いたりする場合に生ずる彈性波の問題を,内力變化の符號的關係につき一層委しく説明し,次に種々の速さで變化したときに生ずる彈性波の波形,勢力の割合等...
前の論文(Onda, 1966a)で,周期構造を伝わる波の透過率を求めた.この論文では,その表現式を用いて,速度変動量と周期構造の厚さを変えて数値計算を試み,次の結果を得た.方程式の安定解を与える周波...
前の論文(Onda, 1966a)で,周期構造を伝わる波の透過率を求めた.この論文では,その表現式を用いて,速度変動量と周期構造の厚さを変えて数値計算を試み,次の結果を得た.方程式の安定解を与える周波...
弾性列波が一定の長さを持つ時、其が如何に伝播するかは、理論上にも実際上にも重要な問題であらう。著者はフーリエの二重積分の方法により、三つの簡単な場合、即ち媒体が完全な弾性体である時の伝播、分散性媒体の...
地震探鉱実験グループでは約10年前から,地表面に板を寝かせてその一端を叩いたり,或いはその板の上に大砲を固定させて火薬を爆発させたりして,その接触面に摩擦によるせん断応力を与え,S波を発生させている....
地震波が震源から遠ざかるに従て繰替の振動性が増加する傾向は弾性波の分散によって可なり説明出来るが、其には種々の原因がある。この論文では境界面の状況によるものを主として取扱ひ、其を表面の層に起因するもの...
球形源に於てn=2の球状振動が行はれるときに,源に働く力が剪應力である場合を數理的に取扱つた.發生する波の性質は源に壓力が働く場合と殆ど同じである事がわかつた.從て只今のやうな源があるときに波の性質か...
In order to make clear the role of the intermediate medium between heterogeneous media, it is assume...
第一報に於ては紙面の關係でのせる事のできなかつた計算を示す.即ち三次元の模型で速度を決定する永年方程式を導き,その解を求めること彈性テンソルを既約部分に分けること
密度及び弾性常數の變り方が小さいとして彈性波の性質を調べて見た.波はその性質に従つて三種類に分類され,各々近似的に第2報で調べたと同様な形の方程式を満足する.三種類の波を假りにA型の横波,B型の横波,...
剛性が無い媒質に就いて計算を行つた.斯様な媒質中では唯一種類の彈性波のみが傳播することになリ運動方程式も簡單になるので比較的に嚴密な吟味を行ひ易い.従つて不均質性が彈性波に及ぼす影響の一つ一つを抽出し...
彈性波の實驗的研究には,定常波に關するものが多く,衝撃波に關するものしとては傳播速度を求めたものはあつても,その性質を調べたものは少ない.井上宇胤・木村隼の兩氏は,重量15kgの鐵の圓壔を70cmの高...
彈性體の不連續面で彈性波が反射屈折をなす理論は,はるかに以前Knottによつて考へられてから絶えず多くの人々の注意をひいて來たれども,何れの場合にもその不連續面が幾何學的に薄い面であるかといふ假定のも...
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J.K.Mackernzieは、小さな穴のあいた弾性體の,體積弾性率及剛性率を,equivalent homogeneous continuum の考へを用ゐて,極めてたくみに導き出した.彼のとた方法...
この前の論文で示したところの局所的内力を附加へたり,取除いたりする場合に生ずる彈性波の問題を,内力變化の符號的關係につき一層委しく説明し,次に種々の速さで變化したときに生ずる彈性波の波形,勢力の割合等...
前の論文(Onda, 1966a)で,周期構造を伝わる波の透過率を求めた.この論文では,その表現式を用いて,速度変動量と周期構造の厚さを変えて数値計算を試み,次の結果を得た.方程式の安定解を与える周波...
前の論文(Onda, 1966a)で,周期構造を伝わる波の透過率を求めた.この論文では,その表現式を用いて,速度変動量と周期構造の厚さを変えて数値計算を試み,次の結果を得た.方程式の安定解を与える周波...
弾性列波が一定の長さを持つ時、其が如何に伝播するかは、理論上にも実際上にも重要な問題であらう。著者はフーリエの二重積分の方法により、三つの簡単な場合、即ち媒体が完全な弾性体である時の伝播、分散性媒体の...
地震探鉱実験グループでは約10年前から,地表面に板を寝かせてその一端を叩いたり,或いはその板の上に大砲を固定させて火薬を爆発させたりして,その接触面に摩擦によるせん断応力を与え,S波を発生させている....
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第一報に於ては紙面の關係でのせる事のできなかつた計算を示す.即ち三次元の模型で速度を決定する永年方程式を導き,その解を求めること彈性テンソルを既約部分に分けること
密度及び弾性常數の變り方が小さいとして彈性波の性質を調べて見た.波はその性質に従つて三種類に分類され,各々近似的に第2報で調べたと同様な形の方程式を満足する.三種類の波を假りにA型の横波,B型の横波,...
剛性が無い媒質に就いて計算を行つた.斯様な媒質中では唯一種類の彈性波のみが傳播することになリ運動方程式も簡單になるので比較的に嚴密な吟味を行ひ易い.従つて不均質性が彈性波に及ぼす影響の一つ一つを抽出し...
彈性波の實驗的研究には,定常波に關するものが多く,衝撃波に關するものしとては傳播速度を求めたものはあつても,その性質を調べたものは少ない.井上宇胤・木村隼の兩氏は,重量15kgの鐵の圓壔を70cmの高...