本研究は137Csガンマー線によって半不妊化したミカンコミバエとその子孫の雌生殖系の異常を観察すると共に,それらの産卵数や孵化率の低下を調べ,また唾腺染色体の調査をも実施して半不妊の原因を考察し,さらにこの観点からInherited Sterilityの機構の解明に近づこうとしたものである. 1)正常雌の卵巣では,羽化後11日目にほとんどすべての卵巣小管に卵が形成された. 2)羽化2日前に3KRのガンマー線を照射した雌では,卵巣の発育が停滞しその約半数は14日目以後には回復するが,他は卵巣内の過半数の卵巣小管の発達の停滞がつづき,一部の小管のみ発達するので卵巣外形がいびつになるもの,卵巣小管自身が変性するものが観察された. 3)このような雌が正常雄と交配すると産卵数は少なく,孵化率も明らかに低い. またこの交配から得られた幼虫の唾腺染色体には異常がしばしば見られた. この幼虫から羽化した雌成虫では少数であるが,変性をした小管をもつものや片方の卵巣の発育が極度に遅れるものがあった. これが正常雄と交配すると産卵数少なくその孵化率も低かった. また,それから孵化した幼虫には睡腺染色体の異常が観察された. 4)羽化2日前に3KRのガンマー線を照射した雄と正常雌との交配から得られる雌成虫では,片方の卵巣が極度におくれ未熟な小管ばかりからなったものや,発育が遅れ奇型的小管のみからなっているもの,または1卵巣内の小管間に著しい発育のずれがあるものがあった. このような雌のうむ卵は孵化率が正常雌のより低い傾向を示した
本論文は筆者およびその協力者が1968年から1977年までの間に,実験動物としてのアズキゾウムシ,ハスモンヨトウおよびミカンコミバエを便用して実験観察し,その都度学会に発表し,また報文としても発表した...
ミカンコミバエの蛹へ照射した137Csガンマー線2.4KRの低い線量でも,T♂×T♀の子孫からは,その飼育系統内の雄と雌を組み合わせると4世代の間毎代,かなり明瞭なInherited Sterilit...
本研究は変態発生に伴なう精巣の発達とその中の生殖細胞の発達,精子形成の経過を観察したもので, 1.幼虫期では3令より7令まで脱皮に伴なう精巣の発達状態,前蛹期では左右1対の精巣が接近し1個となる前段階...
本研究は137Csガンマー線によって半不妊化したミカンコミバエとその子孫の雌生殖系の異常を観察すると共に,それらの産卵数や孵化率の低下を調べ,また唾腺染色体の調査をも実施して半不妊の原因を考察し,さら...
ミカンコミバエの羽化2日前の蛹に137Csガンマー線7.5KRを照射し,羽化した雄成虫と無処理の雌成虫とを交配し,次の代に得られた成虫の雄・雌(F1♂・F1♀)からF1♂×F1♀,とさらにF1♂・F1...
137Csの放射線を蛹に照射したハスモンヨトウの雄蛾は3~5匹の雌へ次々と交尾し,その卵を孵化させなかった. 放射線を照射した雄と交尾した雌の産卵曲線は,正常雄と交尾した雌のそれとかなり異なり,産卵開...
137Csの放射線を蛹に照射したハスモンヨトウの雄蛾は3~5匹の雌へ次々と交尾し,その卵を孵化させなかった. 放射線を照射した雄と交尾した雌の産卵曲線は,正常雄と交尾した雌のそれとかなり異なり,産卵開...
137Csの放射線を蛹に照射したハスモンヨトウの雄蛾は3~5匹の雌へ次々と交尾し,その卵を孵化させなかった. 放射線を照射した雄と交尾した雌の産卵曲線は,正常雄と交尾した雌のそれとかなり異なり,産卵開...
ハスモンヨトウを完全不妊にする線量よりも低い2Krと16Krの137Csガンマー線を蛹化7~9日目に照射し,羽化した雄を無照射雌と交尾・産卵させ,それから発生したF1およびF2世代の個体を飼育して,幼...
ハスモンヨトウを完全不妊にする線量よりも低い2Krと16Krの137Csガンマー線を蛹化7~9日目に照射し,羽化した雄を無照射雌と交尾・産卵させ,それから発生したF1およびF2世代の個体を飼育して,幼...
奄美大島産ミカンコミバエ蛹を岡山で羽化させ,トウモロコシ粉を主体とする半合成飼料を用いて飼育し,蛹化2日前の蛹へ137Csガンマー線を4,6,8KR照射して各種の実験を行なった. (1)4,6,8KR...
奄美大島産ミカンコミバエ蛹を岡山で羽化させ,トウモロコシ粉を主体とする半合成飼料を用いて飼育し,蛹化2日前の蛹へ137Csガンマー線を4,6,8KR照射して各種の実験を行なった. (1)4,6,8KR...
奄美大島産ミカンコミバエ蛹を岡山で羽化させ,トウモロコシ粉を主体とする半合成飼料を用いて飼育し,蛹化2日前の蛹へ137Csガンマー線を4,6,8KR照射して各種の実験を行なった. (1)4,6,8KR...
本研究は変態発生に伴なう精巣の発達とその中の生殖細胞の発達,精子形成の経過を観察したもので, 1.幼虫期では3令より7令まで脱皮に伴なう精巣の発達状態,前蛹期では左右1対の精巣が接近し1個となる前段階...
本研究は変態発生に伴なう精巣の発達とその中の生殖細胞の発達,精子形成の経過を観察したもので, 1.幼虫期では3令より7令まで脱皮に伴なう精巣の発達状態,前蛹期では左右1対の精巣が接近し1個となる前段階...
本論文は筆者およびその協力者が1968年から1977年までの間に,実験動物としてのアズキゾウムシ,ハスモンヨトウおよびミカンコミバエを便用して実験観察し,その都度学会に発表し,また報文としても発表した...
ミカンコミバエの蛹へ照射した137Csガンマー線2.4KRの低い線量でも,T♂×T♀の子孫からは,その飼育系統内の雄と雌を組み合わせると4世代の間毎代,かなり明瞭なInherited Sterilit...
本研究は変態発生に伴なう精巣の発達とその中の生殖細胞の発達,精子形成の経過を観察したもので, 1.幼虫期では3令より7令まで脱皮に伴なう精巣の発達状態,前蛹期では左右1対の精巣が接近し1個となる前段階...
本研究は137Csガンマー線によって半不妊化したミカンコミバエとその子孫の雌生殖系の異常を観察すると共に,それらの産卵数や孵化率の低下を調べ,また唾腺染色体の調査をも実施して半不妊の原因を考察し,さら...
ミカンコミバエの羽化2日前の蛹に137Csガンマー線7.5KRを照射し,羽化した雄成虫と無処理の雌成虫とを交配し,次の代に得られた成虫の雄・雌(F1♂・F1♀)からF1♂×F1♀,とさらにF1♂・F1...
137Csの放射線を蛹に照射したハスモンヨトウの雄蛾は3~5匹の雌へ次々と交尾し,その卵を孵化させなかった. 放射線を照射した雄と交尾した雌の産卵曲線は,正常雄と交尾した雌のそれとかなり異なり,産卵開...
137Csの放射線を蛹に照射したハスモンヨトウの雄蛾は3~5匹の雌へ次々と交尾し,その卵を孵化させなかった. 放射線を照射した雄と交尾した雌の産卵曲線は,正常雄と交尾した雌のそれとかなり異なり,産卵開...
137Csの放射線を蛹に照射したハスモンヨトウの雄蛾は3~5匹の雌へ次々と交尾し,その卵を孵化させなかった. 放射線を照射した雄と交尾した雌の産卵曲線は,正常雄と交尾した雌のそれとかなり異なり,産卵開...
ハスモンヨトウを完全不妊にする線量よりも低い2Krと16Krの137Csガンマー線を蛹化7~9日目に照射し,羽化した雄を無照射雌と交尾・産卵させ,それから発生したF1およびF2世代の個体を飼育して,幼...
ハスモンヨトウを完全不妊にする線量よりも低い2Krと16Krの137Csガンマー線を蛹化7~9日目に照射し,羽化した雄を無照射雌と交尾・産卵させ,それから発生したF1およびF2世代の個体を飼育して,幼...
奄美大島産ミカンコミバエ蛹を岡山で羽化させ,トウモロコシ粉を主体とする半合成飼料を用いて飼育し,蛹化2日前の蛹へ137Csガンマー線を4,6,8KR照射して各種の実験を行なった. (1)4,6,8KR...
奄美大島産ミカンコミバエ蛹を岡山で羽化させ,トウモロコシ粉を主体とする半合成飼料を用いて飼育し,蛹化2日前の蛹へ137Csガンマー線を4,6,8KR照射して各種の実験を行なった. (1)4,6,8KR...
奄美大島産ミカンコミバエ蛹を岡山で羽化させ,トウモロコシ粉を主体とする半合成飼料を用いて飼育し,蛹化2日前の蛹へ137Csガンマー線を4,6,8KR照射して各種の実験を行なった. (1)4,6,8KR...
本研究は変態発生に伴なう精巣の発達とその中の生殖細胞の発達,精子形成の経過を観察したもので, 1.幼虫期では3令より7令まで脱皮に伴なう精巣の発達状態,前蛹期では左右1対の精巣が接近し1個となる前段階...
本研究は変態発生に伴なう精巣の発達とその中の生殖細胞の発達,精子形成の経過を観察したもので, 1.幼虫期では3令より7令まで脱皮に伴なう精巣の発達状態,前蛹期では左右1対の精巣が接近し1個となる前段階...
本論文は筆者およびその協力者が1968年から1977年までの間に,実験動物としてのアズキゾウムシ,ハスモンヨトウおよびミカンコミバエを便用して実験観察し,その都度学会に発表し,また報文としても発表した...
ミカンコミバエの蛹へ照射した137Csガンマー線2.4KRの低い線量でも,T♂×T♀の子孫からは,その飼育系統内の雄と雌を組み合わせると4世代の間毎代,かなり明瞭なInherited Sterilit...
本研究は変態発生に伴なう精巣の発達とその中の生殖細胞の発達,精子形成の経過を観察したもので, 1.幼虫期では3令より7令まで脱皮に伴なう精巣の発達状態,前蛹期では左右1対の精巣が接近し1個となる前段階...